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ヒミツ・不明/その他

映画(ネタバレあり)

19/5/20 03:48
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映画観賞が好きな私にとって
ネタバレを書くのは好きではない。

でも
今回観た映画は思うことが少しありました。
呟きだけでは足りなかったので書かせて下さい。


「轢き逃げ」
観る予定の方はここでUターンを。






私には前に
何人かで飲んでいた時、後輩が

「彼女と会う」と飲み会を抜けて出て行った後
飲酒轢き逃げで後日捕まったと心臓をつままれた出来事がある。


それを教えてくれたのは警察からの電話だった。

私は後輩が車で来ていることも知らなかったが
車を持っていたことすら知らなかった。

逮捕後
警察にいろんな証言も協力していたし
その当時
私は個人的に轢き逃げのことについてよく調べていたので

前に映画館の予告でこの映画が公開されたら
必ず観ようと思っていたひとつです。



映画では
青年が轢き逃げを起こしたが
逃げきれるわけでもなく捕まる。

遺族側が真相を調べると
この轢き逃げ事件は仕組まれたものであり
また違う犯人が捕まるのです。


しかし
どんな事情であれ、轢き逃げをした青年の罪は変わらない。


裁かれるのは何か。
裁かれないものは何か。


終盤で
その青年は結婚したばかりの妻に手紙を送る。

償いは罪を起こしていないものが、
罪を起こした人間には罰しかない、と。

そして
どれだけ許されても自分を許せない、と。




そして
その手紙を被害者の母親も読む。

あれは映画だったからだろう。
現実、被害者側と加害者側の溝など埋まらないと思う。


被害者側も、加害者側もどう行きていくのか。
裁かれた後
被害者側も、加害者側もまたその家族も
どんな人生があるのか。


罪と罰。

人の命、人の人生
どう償うのが正解なのか。



交通事故など
すぐ身近なもので

いつ私が被害者、加害者になるか分からない世の中。


まだ視点が変わり過ぎて
感情移入出来ないだけ良かったかもしれない。

感情移入していたら重くなっていたはず。


でも見終わった後
命はどこでなくなるか分からないことも再認識した。


いま
あなたには大切な人いますか?
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