うーん……
ちょっと眠っちゃったみたい。フワフワしたまま隣を見てみると、二人も寝てしまっていた。
元気で可愛い神楽ちゃん。
優しくてかっこいい沖田くん。
二人とも好きなんだけどな…仲良くして欲しいんだけどな。
私はそっとベッドから抜け出して保健室を後にした。
「んー…みゆ…帰りにマク戸寄ろうヨ…」
「今日は俺んちに来なせェ…姉上に…紹介しまさァ」
「「みゆ…」」
「「…ん？」」パチッ。
「おおおお前！みゆどこへやったネ？？！！なにしてるアル？？！」
「てっテメーこそでィ！！！」
「みゆは純粋な女の子アル。悲しませたくないヨ。だからこれからは…喧嘩はしないネ」
「んなことわかってらァ…悲しませたくねェ」
「じゃ…」
「おう…」
ギュ。(握手)
「抜け駆けはなしネ」
「望むところでさァ」