わたしの今までの人生で
一番好きなテレビドラマは
数年前に放送された「カルテット」
松たか子主演で脚本は
あの「東京ラブストーリー」の
坂元裕二さんだ
他にも芦田愛菜ちゃんが注目を浴びた
「MOTHER」や
今では絶対に放送されないであろう
「問題のあるレストラン」など
クドカンのも面白いけれど
一番好きな脚本家さんだ
その「カルテット」の中で
「人生には３つの坂がある」
「上り坂」「下り坂」「まさか」
という台詞があった
これは他でも聞いたことがあったので
昔の誰かの言葉なんだろう
本当にその通りだと思う
調子がいいときは「上り坂」だし
失敗したり落ち込んだり
悪いことばかり続くこともあったら
「下り坂」
そして
良いことでも悪いことでも
「まさかそんなことがあるなんて」
ということもある
年を取るにつれてこの「まさか」が
増えてくる
大好きな人との別れだったり
突然恋におちたり
母の日に息子からプレゼントをもらったり
今までなかったところに白髪を見つけたり
この間まで履いていたスカートが
急にきつくなったり
朝履いたストッキングが心当たりもないのに
豪快に伝線していたり
職場で上司に声をかけるとき
係長になぜか「先生」と呼んでしまったり
日曜日仕事へ行く前に次男の部屋を訪れたら
ものすごく散らかっていたので
「片付けたらどうですか？(・∀・)」と
提案したら
「僕もそう思ってた(・∀・)」と笑顔で言われ
帰宅後見に行ったら
朝と何一つ変わっていない部屋だったり
氷を食べるのが好きで
よく冷凍庫からつまんでは口にするが
噛み砕く前に
思いの外大きい氷が喉につまってしまい
死を覚悟したり…
と
わたしの人生にも
「まさか」が溢れるほどある
(・∀・)