一人の女が遠ざかって行く
男は詩を詩う。。
涙が出るのが別れという
君に触れることができない
離れていく僕をつかまえて
僕はこのアイの詩が大嫌い
二度と詩わない
君を思い出さないように
忘れられるように
僕は怖い この世界には意味がない
月と星がある
君がいるその場所へ連れて行って
僕らは美しかった
僕に愛を 教えてくれた君
暖かい陽射し また違う別の世界
青い丘の上 独り寂しく踊る葦の原
僕は今でも。。
彼女との終わりのない会話
何の返事もない 無表情なあの空
君は白い雲の後ろに隠れているんだろう
君は星になったんだろう。。
目を閉じて君の息遣いを感じる
君の夢を見る
僕の口元に広がる微笑み
今 僕は君と息をする
時間よ止まれ
彼女と僕を引き離さないで
風よ止まれと。。
君に送る最後の手紙
僕はこのアイの詩が大嫌い
二度と詩わない
君を思い出さないように
忘れられるように
君が寂しくないように
今君に。。