こまちのリアルblog💘(8)
こまち(36)
埼玉・エロ系

家出①

24/2/2 00:13
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子供の頃の私は毎日毎日ピアノ漬けの日々でした。
小学校時代は学校から帰って毎日練習。
友達と遊ぶのも練習が終わってから。
学校の宿題は夕飯後。
それが当たり前の日々でした。
流行りのアニメもドラマも休日以外はほとんど見た事ない。マンガ本も買った事なかった。
小学校4年生になると、中学受験の話が出て、音大の附属中学に無事合格した。
親のレールに敷かれた通りではあるけれど、中学になると自分と同じ境遇の友達ばかりで、沢山の仲間と音楽という共通の話題も出来、すごく楽しかった。
そのまま高校に上がり、更に遊びが楽しくなる。
ただ、周りの友達はほぼお金持ちのお嬢様。。
お茶するだけでもお洒落なカフェに行くからお金もかかる。。
勉強はほぼせずに、実技だけは普通ぐらいを保って高校生活をエンジョイしていた。
そんな中、高校3年生になると、口うるさい親がうざったくなる。
1~2日の家出を数回した。
その後、私の人生の分岐点ともなる大きな家出が高3の1月。
大学の推薦試験も兼ねた実技の試験があった。
自分なりに頑張って、試験当日も朝6時ぐらいから練習していた。(部屋は防音になってます)
すると、母親が入ってきて、「こんなんじゃ大学行かなくていい。担任の先生にも電話しておくから」と怒鳴ってきた。
私は、あぁ、もう大学行けないんだ。。
と思い、学校へ行くフリをしてそのまま家出した。
家を出て、住み込みで働こうと本気で思った。
昼間は電車を端から端まで乗り、睡眠を取った。
夜中はファミレスで時間をつぶし、新宿辺りをうろついた。
フリーペーパーで職を探し、寮がある歌舞伎町のキャバクラに面接に行った。
そして、服などの荷物を取りに行こうと一瞬家に帰った。
すると、泣きながら母が家で待っていた。。
仕方なく家に戻る事になったが、結局試験を受けなかったため、大学には行けなかった。
その後、浪人して別の音大を目指したが、結局勉強をほぼやらずに中学高校を過ごしてきた為、塾にもついて行けず挫折した。
そして、、また家出した。。
今度は池袋のクラブで演奏者として勤める。
ワンルームマンションの寮つき。

続く。
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