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埼玉・エロ系

家出②

24/2/7 22:26
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続き。
浪人生活に挫折してまた家出した。
今度はある程度の荷物を持って、働く場所も目星をつけて家を出た。
池袋のとあるクラブで演奏者として働く事になった。
と言っても接客もある。
オートロックのマンション寮に住みながら、レギュラー出勤したが、少し経ったある日、黒服からダンサーやらないかと声がかかった。
店(会社)の方針で、ショーもやる事になったらしく。。
ハッキリ言って運動神経鈍いし、踊りなんてやった事なかったから、かなり渋々だったけどダンサーをやる事になった。
衣装は毎度中々の露出があるやつで(笑)
でも、ダンサーやってたおかげか、少しずつお客さんに指名してもらえるようにもなった。
家出当初、マンションには家電が何1つなかったけど、ほとんどのものはお客さんに買ってもらった。
しばらくの間は、服をつめた袋を枕にして、フローリングに寝ていたし、洗濯機もなかったので全て手洗いだったから、けっこうキツかった(笑)
お客さんとの同伴で美味しいお店に連れていってもらったり、アフターでカラオケ行ったり、お店の女の子たちとも仲良くなって、海とか買い物に行ったり。
心置きなく自由に遊べたの、人生で初めてだった。


そして、どのくらい経った頃か。。
開店前の店に突然父親が現れた。
父は母とは真逆で、勉強の事には一切口を出してこないタイプで、怒られたことがないくらい優しい人だった。
そんな父が店を訪ねてきたのは、母が胃潰瘍で入院してしまったから、一度帰ってきてほしいと言いにきたのだった。
よくよく聞けば、母に頼まれて一度お店にお客さんとして来た事があったとか。
でも私の源氏名が分からず、話せなかったと。
父は銀行員だったから、給料が振り込まれている会社から私の働いてる店は調べて知っていたようだった。

そして一度家に帰って両親と話をしたが、私は今は夜のお店で働きたい、一人暮らししてやっていきたいことを伝え、両親も反対はしなかった。
とりあえず携帯番号は教えて、たまに連絡はとるようにした。
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