いつどうなってもおかしくないです、覚悟してくださいと、初っ端から言われ、
そんなに思わしくないのなら、事務所から家へ連れて帰ろうと我が家へ。
最初のうちは、全く食べず、私が食べ物を口に運ぶ日々。
食べたくない子に、こういう事をするのは本当に心が痛んで、自分が悪魔になった気さえしました。
ですが、ここで体力を落としたら、先生に言われた覚悟が現実になってしまう。
それだけは絶対嫌だと、心を鬼にしました。
そして、毎日毎日通院していくと、ほんの少し、自分から食べてくれるようになりました。
最初は一口。
でも、その一口がどれだけ嬉しかったことか。
その後は一進一退ありながらも、今では、元気にモリモリ食べられるようになりました。
あの時、悪魔となり、鬼となって良かった。