皆さま、ご無沙汰してました(・∀・)ノ
1週間くらいブログを書いてませんでした
何をしていたかと言いますと……
読書です(^ω^)
図書館から何冊か本を借りてきていたので
それをただひたすら読んでました
面白い小説を読み始めると
寝る間も惜しんで読んでしまうため
うっかり自分好みの長編に出会ってしまうと
寝不足で大変なことになってしまいます(笑)
「静かに ねえ、静かに、」著/本谷有希子
さぁ、ここからただひたすら本のレビューです
興味のない方は飛ばしてください(笑)
いやー、久しぶりにかなり衝撃的でした
3話の短編集で、様々な依存症の人間の話なのですが、特に1話目が怖かったー
怖いといってもホラーではなく
SNSに依存している3人組の海外旅行の話なのですが……
SNSに写真をあげることしか考えておらず
他人の迷惑も気にせず
どこへ行っても自撮り棒で写真を撮りまくり
すぐにSNSにアップ
ホテルではそれぞれが写真の編集に勤しみ
自分達が何を見て、どう感じたかなどどうでもよく
「自分達が楽しそうに見えているか」
重要なのはただそれだけ
内容のない会話
お互いを「すごい」「えらい」と褒めるだけの
薄っぺらい友情関係
結末はネタバレになりますが
自分達に身の危険が迫っているのに気づかず
いえ、気づいているのに現実を見ることができなくなっていて、最後まで自撮りをやめられない
とても悲しくなり何とも言えない不快感も覚えましたが、読んで良かったと思ってしまった自分
わたしはSNSは一切やらないのですが
はまりすぎるとこうなるのか
便利なものが普及しすぎていて
人間はどんどん自らを滅ぼしにいってるのでは?
と感じてしまいました
何事もほどほどが良いんだなぁ(´・ω・`)
ちなみに2話目もそれなりに面白く
(1話目が強烈すぎて埋もれた感じです(笑))
3話目は、少し意味不明な話でしたが
それもまた奇妙な感じで
読んでみる価値はあるかと(^ω^)