🐱とマリー優しい日々(52)
マリー🐱(36)
東京・カワイイ系

笑顔のあとは

12/5/9 05:41
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まだ 東京にもどれないでいる。


5日に ママと 藤の花を見に行ってきた。 いい匂い… きれいな紫色 私は桜以上に 藤が好きだ。

ママも 大好きなお花なので 写真とかとって かき氷食べてよく笑った。


次の日に 悲劇はおきた。


わああああん!!と泣き叫ぶ声に キッチンへ向かった。 血塗れのママがいた。 この時期 不安定だから 実家に帰っていたのに 私の注意がたらなかった。 腕から噴水のように 血がほとばしっている。 死んだ自分の父親をいつまでも忘れられないママ…


カミソリを奪いとって エプロンのひもで二の腕を縛り 救急車を呼んだ。


動脈を切り裂いていたので鎮静剤をうち 縫ってもらって帰宅。 ベゲタミンという 最強の睡眠薬でママを眠らせた。起きたらまた 飲ませて 眠らせる。

ほとんど 祖父が亡くなってから 毎年 こうだ。


ママの再婚した 新しいおとうさんは ゴールデンウィークも仕事だったので 私がママを看る。


昨日は 祖父の誕生日だった… 生きていれば 73才だった。



実際 疲れる。 ずっと一緒に頑張ってきた。 ママのために 必死で勉強して 喜んでほしくて トッブの成績をキープした。


ママは昼間は祖父の会社で 夜はラウンジで働き 私を育ててくれた。


たぶん Xデーがすぎたので もう少ししたら もとの 明るいママに戻るだろう。


疲れすぎてりりこのごはんを忘れていたら にあん🐱と ないて フードの袋を叩いていた。 可哀想に。 りりこはくろちゃんのごはんをとったりしないから 急いでフードをあげた。 くろちゃんは 高齢猫だから 少食なので ごはんが入っていた。 二匹は 仲がいい。 よりそって寝ている。


藤は 綺麗だった。 ママも あの花の下では とっても笑顔だった。
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