私は付き合うようになった先輩のカーディガンを着ていた。あったかくて、先輩の臭いがする。
今日も先輩の教室に遊びに行くと手招きされる。
今日はこっち行こう。
手を繋いでどこかに連れていかれる。
私とセンパイは身長差が29センチあり、連れていかれる様は親子みたいとよく言われる。
どこかの部室に入ると、はいっと何かを渡された。
小さな袋のなかには、どこかのゆるキャラのキーホルダー。
こないだ家族と旅行いってきたから、その土産。
ありがとうございますっ!
不細工だけど、もらえたのが嬉しくてで椅子に座るセンパイに乗っかるように抱きつく。
そのまま見つめあってキスをする。
ちゅっ…ちゅっ…と角度を変えながらついばむキスをしていると、センパイの大きな手が胸に近づいてくる。
あっここじゃダメですよ?
かぷっと唇を噛まれると、そのまま熱い舌が口の中に入ってくる。
恥ずかしいのと嬉しいのと気持ちいいのでいっぱいになってセンパイの舌に応える。
その間もセーラー服の下から手が入ってきて胸をやさしくなでてくる。
つんっと乳首に当たると、ぴくっと反応してしまい、口を離す。
もうっダメですってば!
廊下にいっぱい人います!
ぐいっと腕いっぱいにセンパイの胸を押す。
じーっと熱を帯びた目で見つめられ、その意味を理解する。
でもでもダメです…!
そう言ってセンパイの膝から降りると廊下に出るためドアに向かうと、後ろから抱き締められる。
ちょっとだけ。触るだけ。だめ?
耳元で囁かれてぞくっとする。
それでもパタパタと手足を動かして抵抗する。
ここじゃヤですっ
精一杯抵抗するけどまったく身動きできなくて、大きな手を捕まえられる。
両手を片手で捕まれて、首筋に舌を這わされ、もう片方の手でふとももをなぞられる。
きゃっ…やぁ…っ
大きい手で体をなぞられると、だんだん力が入らなくなり、センパイにすっぽり包み込まれていく感覚になっていく。すっかりとろとろに脳みそを溶かされる感覚になり、ぼーっとしてくる。
ふっ…かわいい。
顔を覗かれて言うと、さっきとは違う激しくて深いキス。
ちゅぱちゅるっ…んぅ…ぁん…
つづく。