タイトルは「トリプルセブン」
大好きな伊坂幸太郎氏の
最新作です(・∀・)
「グラスホッパー」「マリアビートル」
「AX」←アックス
に続く「殺し屋シリーズ」の最新作
伊坂氏の作品の主人公は
「強盗」とか「詐欺師」とか「死神」とか
世の中的には「悪」とされている人物が多く
↑死神はもはや人間でもないし
今回も大勢の殺し屋が
あるホテルに大集合してしまい
ハラハラドキドキの攻防戦が
繰り広げられる
わたしの周囲に
「空想の世界なのでリアリティに欠ける」
「その世界に浸れない」
という理由で小説を読まない
という人がいる
もちろんフィクションなので
全てが作り物だ
だけどこの知人は
「残念なことに面白い小説を読めていない」
人だと思っている
確かに私も
殺し屋さんになんて
日常ではお会いしたことがない
そんな人を主人公にしている時点で
リアリティに欠けるのだが
そんな事を考える間もなく
「伊坂ワールド」に引き込まれてしまう
そして登場人物の繋がりだったり
何の気なしにスルーしていたものなどの
伏線回収が見事すぎる(・∀・)
そして何より彼の描く人物は大体が
お茶目だったりドジだったり運が悪かったり
どこか愛くるしいんだ(・∀・)
よく「ハズレのない作家」として
「東野圭吾氏」の名前が上げられる
確かに彼の作品はどれもこれも読みやすいし
ミステリーのトリックも素晴らしい
映像化もたくさんされている
だけど
どれもこれも「当たり障りがない」というか
衝撃を受けるほどのものがないというか
ちょっと物足りないという感じだ
その点
伊坂氏の作品は
「ハズレがない」どころか
わたし的には
「大当たりしかない」のだ(・∀・)
…
あ、
また
興奮して読者の皆さまを置いてきぼりに…(笑)
でもでも
是非ともおすすめしたい作家さんなのです
(・∀・)
ちなみにこの中で一番好きなのは
「AX」という作品です
全部面白いんですけどね(・∀・)