今夜も祭りの練習だった。
体育館に着くなり、S子がタバコを吸っていた。
お疲れ～と声をかけるあたしにシカトをかまし、
携帯をいじり、その後も目も合わせず、
やり過ごしていた。
あーだる...(-_-;)
こんな感じで日曜まで？キツイな...(-_-;)
とりあえず、踊りに集中した。
気のせいか？途中から、S子はチラホラ寄ってきた。あたりさわりない距離を保ちながら、
ちょいちょい絡んできた。
はぁ...(-_-;)
もうあたしの心のシャッターは閉じてしまった。
でも、もう一人の調子のいいあたしは、
S子にあわせた。
いつの頃からか、人間不信とゆうか、
笑えなくなってしまった。
いろんな事があって、自分も悪いんだけど、
自分に自信がもてなくなり、
人と素直に向き合う事ができなくなった。
まぁ、やさぐれてるんだろうな。
あれ、あたし、ひとりぼっちだな...って思った。
なんだかんだ、群れてたしな。
でも、女は、群れるもんじゃないと思った。笑
１人2人、いつでも話せる子がいればいい。
S子も、夫婦は崩壊していて、本当は、孤独なんだろう。容姿端麗で、何でも完璧。
表向きの完璧な自分を作り上げ、回りは常に彼女を持ち上げ、SNSでは、いいねいいねのオンパレード。でも、本当は、疲れてるはず。
何やってんだろ...あたし。って自覚するのが怖いんだろう。止まらない。走り続けるS子を見てると、逆にこっちが疲れてしまう。
新しく友達を作り、意気投合し、あたしに牙をむき、あたしを上から諭したS子。
口調も友達の影響なのか、変わってきた。
いろんな事がムカついた。
でも、やり過ごした。
この狭い地元で、それでもあたし達は、
やっていかなければならない。
いろいろある。これからも...
人は完璧ではない。
自分もそうだし。
眠い...
疲れた...