隠れ鬼

夕暮れを移して赤く染まる眼に
暗がりの奥から手を伸ばせば
儚く脆い闇の慟哭耳に残って
続きを知らせるのは鮮血

幼い手に握りしめた
金棒を引きずって
逃げる鬼に振りかざした
鬼より怖いのはだあれ

高鳴る胸の鼓動
うるさく響いてる
気付かれたらおしまいの
かくれんぼ楽しいね

幼い手に握りしめた
金棒の音カランコロン
最後にみたのはあの子
鬼より怖いのはだあれ