入社して以来、とてもよく面倒を見てくれる上司。
第一印象は、こわっ!(゜ロ゜)って感じだったけど、本当は紳士で、でも繊細なところがある。
それに気づいたのは、入社して2ヶ月の頃だった。
いつも部下をリードして、威厳に溢れた彼。その日の帰りの時でした。
『お疲れ様です』と声をかけると、ビクッ!と反応した彼。
『ご苦労様』と声をかけてくれた。無理して作った笑顔で(;^_^A
私は何て声をかけていいのかわからなかったので、ただ黙っていました。すると、彼が唐突に『俺はこのままでいいのかな』と聞いてきた。
もう私は理解していました。自分の気持ちを。
『そのままの〇長が素敵です』
本当はこの言葉の後に、好きですを付け加えたかったのだけれど…
彼は優しく微笑んで、頭を撫でてくれた。
私はすごく、すごく嬉しかった。
ダメだって分かってる。だけど、行動が先に出てしまった。思わず、彼の手を握ってしまってた。
彼はその時にすべてを悟ったと思う。
私の唇にそっとキスをしてくれました。
思えばあの日が秘密のお仕事の始まりでもあり、私の葛藤の始まりでもありました。
明日もめげずに頑張ります!